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© 2019 by Yuuji Hiromoto with New Raga Acoustic 

 

主催 広本雄次
制作 New Raga Acoustics

  • Yuuji Hiromoto

旅の音色 020

【ベトナム-サイゴン〜ホイアン1994年】

サイゴンからバスに乗り古都ホイアンへ向かった。

カメラとフィルム、着替え以外何を入れていたのか思い出せないが、大きめのバックパックがかなり重かったのでバスの席を2つ取ったが、普通の民間の長距離バスだったので時間が経つにつれバスの中は通路までベトナム人で一杯になり、しかも棚からハンモックが3つくらい吊るされていたりという状況になっていたので、僕は諦めてバックパックを足元に置いて席を譲った。

途中、朝食の為パーキングエリアで全員下車していくので僕も降りようとすると、バスの運転手と切符のモギリをしている奥さんらしき人がそんな僕の様子を見かねたのか、身振り手振りでついてこいと言う。

かなり活気のある食堂の円卓に呼ばれてそこに座ると、卓上に赤く息った炭の入った七輪が運び込まれ、その上にベトナムの人々がよく被っている編笠のような形の鉄板が置かれた。 次に大きめの籠に沢山の野菜が入ったもの、春巻き用のライスペーパー、そして濃いめに味付けして親指大に切った焼肉用の牛肉が運ばれてきた。

早朝の食堂の中は焼いた肉の煙に囲まれて、美味しそうな匂いが充満していた。

各々ライスペーパーを手に取り、沢山の野菜を乗せ、最後に一切れの焼肉をその上に乗せて包み込み、唐辛子のスライスが入ったニョクマムにつけて食べる。

ライスペーパーの優しい口当たりと、野菜のシャキッとした感触に、濃く味付けした肉と肉汁が丁度うまい具合に口の中で混ざり美味い。

味わう程に恍惚とした気持ちになり、ベトナムの食文化の深さに僕は無言で感激していた。 ホイアンに到着したとき、頼りなさげな僕が心配だったのか、バスの運転手夫婦は名刺をくれ、いつでも家に遊びにこいと言ってくれた。








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