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© 2019 by Yuuji Hiromoto with New Raga Acoustic 

 

主催 広本雄次
制作 New Raga Acoustics

  • Yuuji Hiromoto

旅の音色 008【インド古典音楽-ラーガについて】

最終更新: 2019年5月10日

【インド古典音楽-ラーガについて】


 僕はタブラの奏法をただ身体に覚えこませる事だけに長い時間を費やし、インドにいる間に理論的な事はあまり勉強しなかったのだが、インドで10年タブラの修行をしながら見聞きしたなかで理解したことを少し書いてみた。 *詳しい方の補足お待ちしてます

ラーガについて。

ラーガは旋律やスケール、ムードを言い表していて、演奏される時間帯、季節などによって選ばれる。

例外もあるが大体こういうイメージ。

*朝のラーガは哀愁のあるマイナースケールが多用されている。

*昼のラーガは無常観のある乾いた雰囲気が特徴的。

*夕方から夜のラーガは明るく幸福感のあるメジャーなスケールを多用。

*夜中のラーガは静かに力強くシリアスな旋律。

*スケールは登りと下りで違うことも多々あり複雑で難解。

*その他にも雨の日のラーガや酷暑期のラーガなど季節のものもあり、その数は数千にも及び、演奏者は全人生を賭しても全てのラーガを覚える事は不可能だという。

 インドにいる間はインド古典音楽をなるべく時間帯に合わせて選んで聴いていたが、たまに無意識で朝に夜のラーガを聴いたりすると、眠たさの残る頭の中では明るすぎて騒がしく感じ、少し悲しげで落ち着いた朝のラーガを聴くと気持ちにしっくりきてグッと響いたのを覚えている。

 曲作りなどをしていて夜中に熱中して創った曲を、朝になって聞き直してみると全然良くないと感じることがあるが、ラーガの事を思えばそれは無意識に夜中の旋律を選んで創っていたのかもしれない。

 ただ例外的な話があり、18世紀に活躍したヴォーカリストのミヤン ターンセンという人がいて、彼が真昼に夜中のラーガの《ダルバリカナダ》を歌うとそれを聴いた者の心は完全に夜中になり、雨季のラーガ《ミヤン キ マルハール》を歌えば雨雲が現れたという伝説があり、本当に凄いアーティストというのは季節や時間も超越するのだと教えられた。

 古典音楽の演奏はまずアーラープと呼ばれるリズムのないゆったりとした独奏から始まり、次にジョードというパートで独奏のままリズムが入り、そのままジャハラというパートに移行し、徐々にスピードを上げ限界まで達したところでティハイというフィニッシュを迎える。

その一連の流れは短くて約20分、長くて1時間程で表現される。

その後タブラなどの伴奏が入り、ターラと呼ばれるリズムに乗って演奏し、(例外もあるが)またゆっくりとテンポを上げながらジャハラまで演奏しティハイで終わる。

 インド古典音楽をこれから聴いてみようと思っている方はこの辺りの事を考慮してラーガを選んで聴いてみるとインド音楽をより深いところで感じる事が出来るので試してみてください。

画像はラーガと時間帯をわかりやすくした表なので参考にしてみてください。

感想お待ちしてます(^^)

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