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© 2019 by Yuuji Hiromoto with New Raga Acoustic 

 

主催 広本雄次
制作 New Raga Acoustics

  • Yuuji Hiromoto

旅の音色 006【写真集】  

最終更新: 2019年5月10日

『写真集 1-1』  


働いていた約3年の間に藤原新也氏の著作をほぼ全て読み、仕事を辞める頃にはかなり影響されていて「あんな写真を撮ってみたい」という強い願望が芽生え始めていた。  


写真集『南島街道 沖縄』はそんな気持ちになった頃に発売された写真集だった。  


その影響もあって仕事を辞めてしばらくして、ふとした思いつきで船での沖縄への旅に出た。  


黄色い頑丈なリュックに中古で買ったPENTAXのカメラと広角レンズ、フィルム、歯ブラシとタオル、そして本と少しの着替えを詰めて船に乗り込んだ。  出発した船の甲板に出て海の風にあたりながら、目の前に果てしないほどの自由を感じて身も心も軽くなっていくのを実感していた。  


うろ覚えだけれど旅の行程と出来事を簡単に並べてみた。  


大阪からフェリーで一晩かけて鹿児島へ行き、桜島が目の前に聳え立つ港で乗り換え、そこからまた一晩かけて沖縄の那覇へ。  

那覇市内に数日滞在してまた船に乗り、イザイホーという12年に一度行われる女だけの神事があることで知られる久高島へ行った。 特に何をするわけでもなく、島を見て歩いた。数日前の台風の影響で島に食料が届いてなくて、同じ宿に泊まっていた大学教授と2人で食べた卵かけご飯(味のり付き)が何故か今も忘れられないくらい美味かった。 海辺の茂みにふと現れる窪みに入ると御嶽と呼ばれる人の頭程の石が海に向かって置いてあり、そこは神の通り道だから気をつけてと教えられた。  


本島に戻りバスに乗って読谷村に行き、人間国宝、壺屋焼の陶芸家金城次郎氏の窯元に行った。 そこには作品を展示販売する部屋があり、氏の奥さんが案内してくれ色々と見ていると、床にお猪口を沢山詰めてあるダンボールがあり、それは失敗作なので安くお譲りしますよと言われるので数百個あったのを全て見て傷や欠けがないものを二つ選び好みの方を買った。 帰り際に机に向かって何か書き物をしているご本人の姿を少し見た。  


その晩から数日間コザに滞在した。 夜はあのネーネーズがやっている民謡スナック「島唄」で飲んで踊った。 民謡歌手のお兄さんと話しているうちに、彼は昼間は海人でもあると言い、遠い目で「海はいいさあ」「ウツボは美味いさあ」と感慨深げに言っていたのが印象的だった。 彼が歌っている間はカウンター越しにネーネーズのシンガー古謝美佐子さんがお酒を注いでくれて贅沢な一夜だった。  


照屋林助氏のお店【てるりん館】を訪ねた。 氏の奥さんと少し話した。 奥にいらしたご本人の姿は鏡越しに後ろ姿が見えただけ。  

 

那覇に戻ってからは市内をカメラを片手に歩いた。  

国際通りにある牧志公設市場に行き、藤原新也氏がエッセイで美味いと言っていたアバサー汁(ハリセンボンのアラの味噌汁)や伊勢海老の刺身を食し野球中継を見ながらビールを飲んだ。 適当に見つけた店に入って食べるソーキそばやゴーヤチャンプルが本当に美味かった。

つづく






#旅の音色

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